TSMC決算延期(7/10お昼の講義)
10日前引けの日経平均株価は続伸。前日比1199.91円(1.77%)高の6万8943.76円で前場の取引を終了した。
TSMCの決算が台風の影響で延期となり、市場のバランスが少し崩れたような格好でしたが、それでも全体としては底堅さや強さを感じる動きでしたよね。一方で、ETFの配当金捻出に伴う売りが多い時期でもあり、その分だけ買いにくさが出ているのも事実です。本来、その売りは需給面から見れば買い場になりやすいのですが、市場全体の位置が高いだけに、その買いも慎重になっている印象があります。だからこそ、力強さに欠ける大型の内需株には資金が入りにくく、市場全体に少しナーバスな雰囲気が残っていますよね。
一方で、ドローン関連はETFなどの影響をあまり受けないのか、自由に物色されている印象があります。そうした動きを見ていると、投資家の関心が「半導体一辺倒」という状況から、少しずつ広がり始めているようにも感じます。この物色の広がりが見え始めたことには、それなりの意味があると思います。先日までとは違うテーマへ資金が向かう流れが、もう少し出てきてほしいところですよね。
もちろん、それは現時点では期待も含めた見方ですが、機械株などは業績面でも改善が見られる企業が増えてきています。そうした銘柄が、決算を意識した物色の対象になってくるようなら、市場全体の流れも変わってくる可能性があります。そういう展開になれば、市場はもう一段落ち着きを取り戻せるのではないかと思っています。とはいえ、このところの乱高下にはさすがに疲れました。週末ぐらいは、大きく動かなくてもいいので、落ち着いた相場になってほしいものですよね。
6954ファナック、6758ソニー、7240NOK
