今週の見方(2月4日)

今週の見方 
 
源太指数という物で考えることが多いのであるが、月の20日ぐらいから商いが減って、月替わりから商いが増加。この傾向は売買代金の移動平均としたら良い傾向であり、一時的な外国人買いは止まったが、半導体と日経平均寄与度の高い銘柄のみという物色から、好決算見直し、高配当株式、既に決算の済んだ株式など、幅広く動き始めた。もちろん、難しい状況というのも判るが、筆者が思っていた企業の数字は、ここのタイミングで大きく値上げを行ない人件費や収益を補う流れが出来てしまった。その購買力に強さが出て来ているのだから当然だろう。 

従って、日経平均のEPSは上がり、東証の唱える株価アップ策なども考えると、好業績株は自社株買いや給与を上げるならば、増配もあり得るという展開もあり得る。一度下がった半導体含め、来期期待のAI関連や情報通信、週末のNYの景気から高止まりが長引く米国金利ならば、円安から本格化してきた輸出株も強い展開になると考えられる。 
 
しかし、こう思ったときに上がるのは寄与度の高い物だけだったり、過去は肝心の政策が消費税アップや普通に増税だの行なってしまい何度も頓挫した。そして、今は中国経済が危ういという流れになって来ている。筆者はこういう時はこの下落で買った株式で気になる物から徐々に売却して、持続する物を決めていく。前回もそうだったが、日経平均が上がるにつれて持ち株は減っていくのが当たり前であり、資産が増える事と相場が上がるという事を分断している。 
 
相場観は相場観としてあるのは良いが、怖いのは担保が増えるから個人投資家が余裕があると思って買いに来るタイミングで、脇を相当締めていかなくてはならない。換金していた場合、ここからNISAで高配当株や成長株を買い過ぎたりしないようにすべきだろう。上がる事と資金管理は違うと思うべきであり、こういう時に隙が出来てしまう。政府内のだらしない状況や米国大統領選挙の老害などを考えた時に、直ぐにはおかしくはならないとしても、当て物は当て物で良いが、この時間帯で一度自分の資産を見直してから動くべきと考える。 
 
対角を狙うために資金温存だってある。