日本だけが株高で湧いているのではなく、NYはもちろんドイツも新値ですし、フランスも堅調な動き。こうした背景はAIの進展という「イノベーション相場」が有るという見方もありますが、普通に企業業績が良いという事でしょう。もちろん、踊り場だからムラはありますが、サービス業の底堅さが想定外の堅調を作っていると考えています。

ただ、日本は寄与度の高い物が非常に強く推移しているから、実際の経済とはかけ離れた強さであるし、久しぶり日経平均最高値と話しても、トヨタや日立などは過去とは比較にならなんぐらいの高値になっています。言えることは、面白い上げではなく、結果的に資産は増えてもマスコミが騒ぐバブルのような大事にはなっていないという事。

この寄与度の高い物はこのペースだと、東証が影響度の限定を考えてきますし、大株主の方が売れば良いということではないと考えています。そこらをもう少し影響のない、分割だのしながら進むことは出来無いのかと思ったりします。ただ、輸出株の大きな躍進から国内消費が伸びてきたら面白くなるんですが、そこがなかなか難しく、政府なんか見てても官庁が足し算引き算するので、心の通った政治になっていないですよね。

だから、ここは上値が重くなって、他の底上げが無いと苦しくなってくるんですよ。昨日も先物は大きなクロスが多かったですしね。

6224JRC、3657ポールトゥウィン、4531有機合成