下値の堅さ【4/15朝の講義】

イスラエル攻撃は大使館攻撃というイラン国内の不満を抑える効果内だと自分は思うのですが、これがプライドという形になってイスラエルがまた動くと大がかりになります。そうなると経済にも影響してきます。中立というかどちらにも付けない国も多いわけで、そこに中国やロシアなどが加わるから、貿易的に難しくなることも考えられます。それくらい大使館を攻撃したイスラエルに非があるのですが、大使館という場所は世界的に特別だと思うんですよね。

市場は先週後半から反転はしても生身が悪く、円安から下げ渋る部分もありましたが、個別株の力が無い状況や、2月決算物が普通の好決算では、たとえ下値にあるものであっても下がってしまう現実は、投資家不在でもあるし、投資の基本がどこにあるのかという、「将来性を待つ」投資から「今動くものへの投資」という変化を感じます。

それでいて新NISAの口座数も増えてきているから、証券を取り巻く資金の環境は良くなっているはずなんですよ。しかし、こうした投資意欲の難しさは信用度が低くなってしまったんでしょうね。まあ、そうしうた流れの中に、外資が日本株を先週は買ったとしても直近は売っていますし、5月からヘッジファンドなどの中間決算も始まって需給は難しいし、昨年も6月から株価が調整したように、一回押してしまうと戻りにくいような環境になります。

その為には好決算が大事なのですが、後で上がってもとにかく一回下がる動き方は自分では納得いかないですし、決算が材料にならないということは何かプラスαで今は動きますが、景気が本当に良くなっているのを確認しないといけないですよね。とにかく今週はどういう悪材料があっても底堅さが必要であり、好決算で伸びない2月決算物が見直されるとか、何かが無いと需給から上がれなくなる気がします。

そうなったら動けるのは5月SQぐらいになってしまうんですよね。

3837アドソル日進、7601ポプラ、2303ドーン