景気は良くない【4/16朝の講義】
中東の問題が本当に足かせならばNY市場の朝高いという事は無く、実は「需給」と「景気」の関係だという事なんです。いや、自分が勝手にそう思っているのですが、日本の方は丁度谷間に入っている経済だから数字は落ち込んでいますし、米国はイギリスで起った為替を守るために利上げで、プッシュコスト型インフレです。各企業の数字は平均的に鈍化していますし、その割に人件費などの上昇から物は下がらないという感じなんです。
そこに人手不足から来る倒産も多く、日本では久しぶりの高水準です。これも人員不足で中小企業の賃上げの難しさから来る人手不足倒産になっています。この動きがトランプさんの政策の移民者締め出しは拍車をかける事になります。その前段階としても米国も人手不足になっているんですよ。
こうした中での市場だから、企業間の景気は本当に重くなり始めていますし、物価にだけ焦点おいた金融政策は難しくなるんです。日銀は本当に良く耐えていると思いますよ。日本だけ独自で頑張っていますからね。ここに来て金利は上がらないが過去の悪習を絶ちきった意味は大きいと思います。
EUは金利下げざるを得ないぐらいまで落ち込んでいますが、米国は勝手に7回とか8回とか利下げの話を作ってましたが、ここに来て3回が1回かもとかメディアは自由な物です。はじめから無理な話であると指摘していましたが、そのままですよね。円安になって日本では利上げは当面ないという論調で、これまたどこから早期利上げを話していたのかなんです。
それでも国債金利が上がっているから、悪い展開になったら、また騒ぎますよ。
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