誰が買うか知らないが(6/28朝の講義)

この市場が難しいのは1月と同じように買い要因に乏しいが、安いのは事実だから買いが入るイメージなんですよね。特にグロース株は指摘してきたように割安が多く、その割安をレシオで全て括ってしまうような一般の解釈とは違い、年初からの株価の値上がりに対しての低さなんです。それが特に顕著なのはバイオであって、昨年まで四桁株式が500円なら安いのですが、300円台も多く、ドン引きになっていたんですよね。

何故買うのかという理論的な物ではなく、そこまで売ったのかという形であり、JBCCホール(9889)なんて株式はよく下がったと思うんですよ。それを指摘しても上がらなかったから馬鹿にされたんですが、需給の変わった20日前後から急に流れが変わって、2割程度急騰しています。この上げなどは誰がどうのこうのでは無く普通に売り過ぎであったし、企業内容は良かったんですよ。そういう物色が始まったと思うと、この市場に強気が出来ます。

結局、企業が政策投資という持ち合い解消の売りをする間は強いと思っているのであり、昨日の東証のリバランスだって、その事で株価が下がるのは良くはないから、先に上げて売っておいてから買いという風な形になっていますよね。やり方は問題があっても値段は崩したくないという感じですし、引き取った株式は上手く売りたいでしょうから、必然的に今日は高いという流れになっています。

自分はそれでも売り上がっていく予定ですがね。

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