質(タチ)が悪い相場(8/14大引けの講義)
市場関係者に言わすと「方向感がない」と言いますが、私に言わせたら「質が悪い」という感じで、薄商いの中、いきなり売り始めて異常を認識させて売り込んだら買いが入って来るし、上がるのかと思うともたもた。結局後場は動かない時間が一時間半あって、買戻しと投げをその後30分繰り返して、三時半に大引けの動向を見たら「買い物」になっていたという感じ。そして買い戻しと価格上げを刊行して大引け値段をつけたら先物は、ご自由にという感じ。
確かに、米国の数字次第と言いますが、良かったら金利が皆の期待通りには上がらないし、悪かったら不景気入りを確認となります。リズム的には物価などが揺り戻ししてくるから、悪いとは思えないのですから先の「不景気入り」を払拭するには良いタイミングですが、一つは上がって来ていることや、次のFRBの動きを先読みしすぎて0.5%の金利低下を織り込んでいるから、主体者の反応次第ということになります。
岸田首相が「金利上昇反対だった」「これから日銀は金利上げやすい」という時期が流れていましたが、金利上がったから下がったと書いていたのは、どこの新聞社なのかということですよね。良し悪しは別にして岸田さんは二週間前から「続投の意思はなし」という記事が出ていましたから、そのための予備の記事を沢山集めていたのか、人気があるのか知らんですが、そういう記事が出ても株は引けに向って上がるという、何を基準にして良いかわからない、質の悪い市場だと思いますね。
4588オンコリスバイオ、3150グリムス、2379ディップ