個別物色になって欲しい(9/12大引けの講義)

結局はSQ後の動きとなりますが、さすがにロールオーバーが済んでいるので個別の動きが見れるようになっていますね。ですから、非常にめんどくさいというか、ナーバスな動きが少し解消されて、個別株を見る力が出来たような気がします。典型的なのがさくらインターネットやフジクラの動きで、過去から実力者と言われた株式が、市場の乱高下で下がっていたのに下がっていたし、IHIなんてのはレーティングが上がったとしても、新高値を記録するなど、いろいろと考えられる感じです。

ただ、こうした大統領選挙や金融政策が変わる局面では、一時的に上がったとしても確認が必要であり、根本的には「どっちが勝つかわからない」という点から、どのような銘柄にシフトして良いかなどが難しいんですよね。要するにそれが今回の市場の乱高下の根底であり、そうした流れからくる部分が「個別物色」となるのが正しいのでして、そうした雰囲気が出ないから、今まで嫌気してたということなんです。

ここで止まることもあるんですが、こういう動きになって来たら、不当なものを買う市場でも良いですし、ひょっとしたら7月や8月にあった「なんで上がるかわからない」という上げだって考えられると思うんです。リバランスまでは高いというのもありますからね。ただ、普通は全体を買うというのは起こり難い物なんです。

6834精工技研、3856エーバランス、6981村田製作所