低迷する市場(12/2朝の講義)

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自分がこの市場を嫌う理由は、アメリカンファースト自体は構わないにしても、投資先が一択という状況が多くの人に認められてしまい、日本株市場に活気ややる気が感じられない点です。動きがあったとしても、目先的な売買が主流で、ニュースを吟味するよりも売り買いが優先されている状況です。一時より国内物への見方が一致してきた部分はありますが、少し前まで動いていた防衛関連や金融株も、今では軸になりにくくなっています。

自分はバイオ系やセキュリティ銘柄に注目してきましたが、失敗も多く、一進一退というのが正直なところです。怖いから打診買いをすると上がり、本気で投資すると逆に下がるような流れもあります。日経平均も企業の実力からすれば、現状の位置は低いように思えます。だからこそ、それを嵩上げするだけでも十分に上昇の余地があると考えています。

ただ、下がる時に大きく下がった株式は、日経平均が反転した後も下げ止まりするだけで、時間が経つにつれてズルズルと下がり続けます。その結果、理由が分からないまま、個人投資家が恐怖で投げ売りしてしまうような動きが目立ちます。

基本的には「トランプさんを選んだ国だからこそ、今のトランプ時代がある」と考えています。ただ、仮にこのまま米国がソフトランディングを目指しても、再びインフレが発生するような状況になれば、今後はかなり難しい局面を迎える気がしています。先日の米国市場のように「売られすぎた部分への修正」が期待されるものの、それが実現しなければ、来年の初めにはさらに厳しい市場になるかもしれません。

自分としては、こうした中で仕手系銘柄以外に浮かぶものがありません。一方で、大口資金はテスラやビットコインに留まり、日本市場に戻ってくる気配が見えないのが現状です。

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