ナーバス相場(12/10大引けの講義)
引け後にTSMCの11月の売上高が発表され、相変わらず好調な数字でした。その影響で先物が上昇してきたんですが、明日のザラ場でまた先日のように急落したら、非常に嫌な展開になりそうで心配です。どうしてもそういうふうに考えてしまいます。長期的なコメントには少し変化が見られるものの、全体的に疑心暗鬼な雰囲気が拭えません。この市場が自然な売買ではなく、どこか仕組まれているような気がしてならないんですよね。
今日の午後2時過ぎからの下落も非常にいやらしいものでした。特に何か大きな悪材料が出たわけでもないのに、急落のような下げがありました。下値ではクロス取引のような売買が目立ち、それが一段落すると反転する流れ。こういう動きを見ていると、「結局、外資系の意図なのか」と感じざるを得ませんし、取引所もそのために何か工夫をしているのではと思ってしまいます。
市場全体としてナーバスな雰囲気が漂っていますが、それ以上に人の動きがナーバスで、投資家のノリが非常に悪いですね。「誰かが買い始めたら乗れない」というような心理が目立ちますし、安心感がないせいか、「明日にならないと分からない」という展開が続いているように思います。なんだか日本の市場が本当に駄目になってしまうような気がして、もっと気楽に売買ができる環境になれば良いのに、と思わずにはいられません。
6758ソニー、7832バンダイナムコ、3927フーバーブレイン