共倒れ(12/24朝の講義)

23日の日経平均は+459円の3万9161円となり7営業日ぶり反発。NY株式市場でダウ平均は+0.16%と小幅高。明日がクリスマス・イブで短縮取引、明後日はクリスマス当日で休場となる。

日経平均やNY市場が通常の動きに戻っても、日本市場の懐疑的な雰囲気はまだ変わりません。参加者が少ないこともあって、税金対策の売りや叩き売りされている銘柄には、あまり手が伸びていない様子です。売り材料が特に見当たらなくても、市場のムードから、少し下がったらリバウンドしそうな人気銘柄以外には手を出さないという慎重な姿勢が見えますね。

売り方も、昨日の前場あたりで叩けば投げが出る流れを見ていたものの、多くの投資家がすでに投げ終わったためか、焦りが消えた印象です。値段を下げても追随してくる売りが少なくなり、戻り局面では買い戻しがかかるようになっています。このような状況では、売り買いの双方で動きが鈍り、端の銘柄を中心にしんどい展開が続いています。

こうした流れの中で、市場はまるでチキンレースのような様相を呈しています。無理に叩いた銘柄のうち、有名企業ではイビデンや島津製作所のように買い戻されるケースが見られますが、あまり知られていない急騰株については、買い戻しが入らない限りなかなか値を戻さないという状況です。その結果、売り方も買い方も共倒れといった状態が目立ちます。

それでも、日経平均は3万9000円台という高値圏で推移しています。この状況を「普通なら売りから入るべき」と考える人もいますが、この市場の流れでは、それも難しいのが現実です。米国が「不景気なのに株価が上がる」という動きを見せる中、日本市場の強さもどこか捉えどころがない印象です。自社株買いが市場を支えているようにも感じられますね。

4588オンコリスバイオ、5631日本製鋼、6232ACSL