明けましておめでとうございます(1/6朝の講義)

昨年ほど需給に左右された市場も珍しかったですね。経済論議が行われていたものの、その議論をかき消すような上げ下げが、需給に支配された形で繰り広げられた印象です。投資家の増加がその要因かどうかは不明ですが、ETFの拡大がリバランスを促し、自動売買が上げ下げの幅をAI取引によってさらに広げ、速度も非常に速くなったことで、8月の大幅な下落につながった可能性が高いでしょう。
特にAI取引や自動売買の「トレンド追随型」の特徴が顕著で、特定の文言に反応して形成された方向性を拡大するケースが目立ちました。これに需給的な要因が加わると、企業の実態以上に上げ下げの評価が行われ、投資尺度が非常に分かりにくい状況だったと思います。また、トランプ氏の大統領就任、FRBの動き、日銀の金利政策といった要因も重なり、今年は相当に高いレベルで市場を考察する必要があると感じています。
ただし、目先の市場を考えると、年末の上昇は指数構成銘柄だけが上がったという印象が強いです。こうした状況下では、好決算銘柄、内需型で海外進出を進めている企業、防衛関連の取り組みが手薄な分野が狙い目と考えられます。また、2月頭の決算に備える3月決算の銘柄や、M&AやTOBが旋風を巻き起こす可能性にも注目したいところです。物言う株主関連の動向にも注意が必要でしょう。
とりあえず、新春の市場は売り物からスタートといった展開が予想されますがね。