1月10日:今日の市場の見方

「SQ通過後の市場を冷静に見る」

コンセンサスのいい加減さなのか、市場に馬力がないのか、好決算が出ても「出尽くし」、そしてコンセンサスを下回ると売られるという流れが続いています。確かに、好決算であり、前期を上回る収益であることは間違いないのですが、市場の反応を見る限り、どこかで「押し目買い」の機会を待つ感じなんです。今日はNY市場が休場の中でのSQ。外資の思惑どおりに事が運びそうな雰囲気ですね。ゴールドマン・サックス(GS)が株式市場に対して慎重なレポートを出したとされていますが、それほど切迫した状況でもないのに、そう解釈して流している様子が目立ちます。実際、GSが39650円以上のコールオプションを相当売り込んでいましたから、彼らの思惑どおりの流れになったともいえます。

昨日の市場も相当にひどい展開で、何度も大きな売りが嚙まされていました。SQに絡む売買が主因と考えられますが、それにしても自由な動きで、金融庁が昨年8月の暴落についての解説をのんびりとしている一方、現場では再び同じような状況が繰り返されているように思えます。特に15:00を過ぎてからの動きが長く、反転の兆しが見えても、その時間で失速するような感じになります。

今日はとにかく、SQ後の動きに期待したいところです。雇用統計やFOMC、日銀の動きといった不確定要素が悪意的に解釈されれば、いくらでも売り要因は作り出せますね。しかし、ここまで空売りが増えている状況を見ると、反転してきた際には相当強い上昇が期待できるとも言えます。買いを考えるなら、アドバンテストからといった形になるかもしれませんが、同社も相当売りが入って仕手化しています。

エヌビディアが「量子コンピューターは完全な形になるまでに20年かかる」との見解を示しましたが、それをそのまま受け取って「20年もかかる」と解説する記事が散見されます。ただ、エヌビディア自身はAIを活用して作業を進めるため、全体の作業時間はそれほどかからないと見ています。結局のところ、切り取り報道が多いわけですが、その内容を鵜呑みにして「そりゃそうだ」と反応する書き込みも多く見られます。

市場ではこうした記事に対して「何でも批判」の傾向が強く、下げを歓迎しているかのようにも見えます。一方で、上がり始めれば強気の記事が急増するのが常ですね。