空売り比率45%が示す変化(1/15お昼の講義)

「15日前引けの日経平均株価は5日ぶりに反発。前日比154.31円(+0.40%)高の3万8628.61円で前場の取引を終了。値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回る展開となりました。」

市場については「弱気一色」という報道が目立ちますが、自分は「やる気がない」という印象を持っています。つまり、投資家たちが新しいアイディアを見つけられず、無気力な状態が続いているように思うんですよね。ただ、昨日の空売り比率が45%を超え、10月以来の水準に達していたと聞くと、少し状況が変わってきた感があります。この動きが11時ごろから見られたわけですが、やはり背景にはそれなりの需給の変化があったのでしょう。

一方、日銀の政策やトランプ政権の話、そして米国金利の下げ止まりについては、インフレ懸念という点で共通点はあるものの、本来であればこれらは買い要因として捉えられるべき材料です。しかし、ここまで投資家心理が冷え込んでしまうと、空売りのほうが優勢になるのも無理はありません。結局、話題も二番煎じ、三番煎じばかりで、新鮮さが欠けているということなのでしょうね。そうした中で、外資の流れについていく投資家が増えているのも、少し悲しい現状だと思います。

特に気になったのは、反転の兆しが見えても市場全体に広がりが感じられなかった点です。物色対象がごく限られていて、個人投資家の参加意欲を削いでいる印象を受けました。ロスの山火事もまだ収束しておらず、またトランプ大統領の就任式が控えていることで、気軽に動きづらいということもあるのかもしれません。

それにしても、大分売られてきたな、という印象ですね。

7011三菱重工、5631日本製鋼、6232ACSL