1月15日:今日の市場の見方

「メディアの煽りと、流される投資家心理」

昨日の市場は、重いというよりも「やる気がなくなった」という印象でした。その理由をメディアが煽り立てた結果、投資家の買う気力がさらに削がれてしまったように感じます。保険金捻出の売りがあったとも言われていますが、結局のところ、この市場も需給が優先されており、トランプ関税や日銀の利上げといった話題が材料として使われただけのように思います。

特に日銀については、氷見野副総裁の発言を聞いても「微妙な状況」であるのは間違いありません。コストプッシュ型のインフレが続く中で、必需品である米が一つの話題になっていますよね。日銀の社員食堂が台湾米を混ぜて使用しているという話も出てきて、物価高のイメージが非常に強くなった印象です。しかし、農林水産省が安定した価格と供給を確保するために米を買い上げているはずなのに、その役割が十分に果たされていないです。

夏の米不足に何らかの影響があったことは想像に難くありませんが、こうした状況を背景にインフレは確かに進行しています。街中の商品も値上げが目立っていますが、春闘前に一度上げて、その後4月に再度値上げされるという流れも、もうおなじみですよね。この場合、金利の引き上げは理にかなうのですが、コストプッシュ型の物価上昇については慎重に対処する必要があります。

実質手取りがマイナスの状況では、金利上昇は戻り始めた景気を冷やしてしまう可能性があります。もし外国人観光客がいなかったら、今の状況はさらに厳しかったでしょう。解説者がよく言う「消費が弱い」という話についても、自分自身を振り返ると、確かに無駄な物は買わなくなっています。それに、12月に上がらなかった分、1月は厳しいというのは織り込み済みの話のはずですが、LAの火災による保険金捻出という話が加わると、何だか振り回されている感があります。

市場全体が、なんとなく情報に流されている感じがします。米国金利の話がトランプ氏の話題になり、最後は日銀の話に移る。そして、売られた理由は保険金捻出という状況。メディアの煽り方は巧妙だと思います。