1月17日:今日の市場の見方
「市場の静けさと先行きの見えなさ」
市場はまるで凍りついたような静けさで、前場途中からは解説のしようもなく、「強いですね」「弱いですね」といった状況報告しかできない流れです。要するに、来週の市場が読めないというか、30分先すら予測が難しい状況で、急に緊張感が途切れるため売買のボリュームが極端に減っています。トランプ氏の就任を控え、身構える投資家も多く、日米の金利動向も不透明な中、方向感を持ちにくい市場となっています。ただ、企業業績は悪いと言っても増益基調であり、第三四半期の水準が低いことは市場関係者の間でも織り込み済みですから。
12月から1月にかけての長い休暇や、新春の連休を考えると、外出よりも静養を選ぶ人が増え、自分もその一人でした。おかげで体調はだいぶ回復しましたが、消費という面では、1週間分の買い物をすると以前より2~3割高く感じることが増えています。量は減っているものの、支出は増えており、収益環境が厳しい状況が続いているのを肌で感じます。この貨幣価値の低下を考えると、円高はプラスに働く面もあるでしょうが、それでも消費の伸び悩みは続きそうです。
昨年の大幅な給与アップは、人手不足による企業の囲い込みの影響もあり、一部の大手企業では予想外の賃上げが見られました。しかし、社会保険料や税金の上昇が会社負担と実質賃金の減少につながり、結局は消費マインドを冷やしてしまっている状況です。適度な税の上昇と、政府の少し無駄を省くような策が望まれます。コロナ対応で投入した資金の回収を急ぎすぎるのではなく、バランスの取れた政策が求められるところでしょう。
こうした話は何度も繰り返されてきましたが、「トランプで悪くなる」「金利の影響」など、同じテーマが延々と続き、市場はそれを織り込んでいないかのような動きを見せています。しかし、結局のところ企業の収益は増えており、決算前の値上げなどの影響も考慮すれば、過度な悲観は不要なはずです。その狭間で、メディアが一方向に偏った報道を続けることで、市場はさらに疲弊しているように思います。
今日あたり、何か市場を良化させる話が出てきてほしいですね。