トランプ大統領就任(1/22朝の講義)

「21日の東京株式市場は続伸と、地合いの底堅さが示された。トランプ氏が大統領に就任後の最初の取引となったNY株式市場で、ダウ平均は500ドル超の大幅続伸となった。」

昨日からトランプ政治について書いていますが、「源太はいつからトランプシンパになったのか」という質問がありました。そういうことではなく、政治家は誰であれ、石破さんや岸田さんもそれぞれ意図があって動いているもの。メディアやネットは批判がウケやすく、説得しやすいので、どうしてもそちらに傾きがちですが、大事なのはその政権が目指している方向を冷静に見極めることだと思うんですよね。

トランプ氏は、昨日の市場が乱高下する中、関税をどういう意図でかけるのかを明確にしました。不公平な貿易関係や、ドラッグ問題を放置していることへの対応という、大義名分を掲げています。中国に対しても、メディアは「60%課税」と煽りますが、実際には話し合いの余地を残している。

共和党の流れとして、気候変動対策などの資金支出を抑える動きがあります。確かに、過去の政策はさておき、多くの機関が腐敗しているのも事実です。オリンピックなども、開催国の負担が大きすぎて、経済的に疲弊するケースが増えていますよね。

トランプ氏のすべてが正しいとは思いませんが、彼の指摘する点には一理あるし、これまでタブー視されていた部分に切り込む姿勢は評価できます。駆け引きの上手さもあるので、今後の展開は簡単ではないですが、米国は強くなっていくのではないでしょうか。

7011三菱重工、3040ソリトン、6758ソニー