ポイントの日(1/22お昼の講義)
「22日前引けの日経平均株価は前営業日比576円73銭高の3万9604円71銭と続急伸。ただ、先物主導のインデックス買いの影響が大きく、主力大型株中心の戻りにとどまり、値上がり銘柄数は全体の66%にとどまった。」
トランプ氏が次々と政策を打ち出していますが、市場の反応を見る限り、大方は好意的に受け止められていますね。「前評判よりも常識的」といった報道も見られましたが、メディアが煽りすぎただけで、実際にはそこまで過激な動きではなかったということ。結局、煽るだけ煽った後に「意外と普通だった」と言う流れは、これまでもよく見てきました。
そうなると、ソフトバンクの孫氏が訪米した際の話も効果があったということになりますね。研究開発も重要ですが、インフラ整備への投資が注目され、電線関連が大きく買われる動きが見られました。ソフトバンク自体も市場をけん引していますね。
ただ、一部の銘柄に資金が集中しすぎる時間が長く、なかなか手が出せない状況も続きました。それでも、11時過ぎから流れが変わり、横に広がるような動きが出てきたため、これがもう少し幅広く波及してくれればいいのですが。ただ、こういう時こそ日本の政策を考えて、原発関連なども注目されてもいいはずですが、あまりそういう動きは見られませんね。資産株のようなものも今ひとつ盛り上がらず、「一体どこの国の政治を見ているのか」と思うような市場の反応が続いています。
ところで、歌会始で来年のお題は「明」となっていましたよね。こうしたテーマが出ると、「明電舎」など”明”がつく銘柄が物色されることもありますが、自分としては「明るい」という意味で、電機や電線関連が注目されても良いのではと考えています。エネルギー問題も依然として大きなテーマのはずですからね。それにしても、もう少し国内の市場に目を向けてほしいものです。
4883モダリス、3914ジグソー、6758ソニー