1月30日:今日の市場の見方
「市場の転換点―内需と政策の行方を見極める」
難しい局面ですが、冷静に状況を見極めることが大事。トランプ氏も、これまでの理想ややりたいことから、現実的な優遇策へと政治の舵を切ってきています。要するに、関税や締め出しといった強硬策は交渉のためのカードであり、実際に彼自身が細かい決定を下すわけではない。具体策はこれから明確になっていく段階といったところでしょう。
簡単に言えば、金利の問題で一部政策が見送られているが、トランプ氏は景気を押し上げるために「消費の拡大」を狙っている。FRBはインフレを抑えるために消費の抑制を意識している一方で、トランプ氏は消費を促進しようとしている。この二つの方針が「水と油」の関係になっているのが、今の市場の焦点ですね。しかし、それを強行しようとしているからこそ、ここは面白くなりそうです。
ターゲットは住宅と自動車だと思いますが、そのためには金利が下がる必要がある。この点でFRBとは異なるスタンスを取るため、政府による援助や支援策が出てくる可能性が高い。やっと中古住宅の動きが良くなってきたのも、「家を乗り換えていく流れ」ができつつあることを示していますよね。
こうした展開を見据えると、少し内需寄りの銘柄や、売られすぎた銘柄に目を向けるのが得策。また、日銀の金利引き上げが「僅差」で決まったことの意味は大きく、何らかの政治的な動きが影響している可能性もある。市場の常識的な見方では「ここで金利を上げるべきではなかった」という声も多い。つまり、当面、日本では大幅な金利上昇は見込まれず、その安心感が市場にあるということになります。
日経平均の動向は読みにくいですが、半導体関連を除けば、十分に勝負できる場面が出てくる気がしますね。