2月13日:今日の市場の見方

「市場の上値は重いが、平和への前進が鍵となる」

市場は依然として上値の重さが指摘されていますが、ロシア・ウクライナ問題が前進すれば、少し風景が変わってくるように思います。何よりもEU諸国にとっては大きな負担が軽減され、復興需要が生まれれば経済も潤う。その流れで中国も回復の兆しが見えてくるでしょうし、ガザ地区の問題も難航しながらも前進している。やはり、トランプ氏の交渉力の高さが影響しているのかもしれません。

とはいえ、実際に戦争が収束するかどうかはまだ分かりません。ただ、自分としてはやはり平和が一番望ましい。子供の頃から戦争で傷ついた人々を見て育ってきた世代だからこそ、戦争というものが嫌なんですよね。米国では原爆投下が「正当な判断だった」と語られることが多いですが、果たして本当にあそこまでやる必要があったのかと疑問に思う部分もあります。

自分自身は戦争の経験はないものの、小学校時代の先生が被爆者だったため、怖い話や悲しい話をたくさん聞かされてきました。それに、父親が自分が幼い頃に交通事故で亡くなった経験から、「家族を失う悲しみ」というものが身に染みている。だからこそ、争いごとは嫌いだし、家族の中では服従気味に過ごしていますが、それでも平和の大切さは本当に実感しています。

もちろん、この問題が簡単に片付くとは思いませんが、もし前進すれば市場には明確な買い要因が生まれ、トランプ関連銘柄も上昇し、彼の“子会社”のような立場にある石破首相も一安心するでしょう。そうなれば、国債金利と株式利回りの差が大きく影響し、EPS(1株当たり利益)が向上することで、日経平均は基本的な動きとして上昇してくると考えています。

また、相互関税の問題についても、自動車と医薬品は免除される可能性が高いでしょう。というのも、これらの分野で輸出制限をかけることは、米国自身にとっても痛手となるからです。ただ、その分、他国からの輸入品への課税が目立つようになるかもしれません。いずれにしても、まだまだ状況は二転三転するでしょうが、少しでも平和に近づいたというのは良い流れです。

市場の動きとしては、もう少し上値を試してほしいところですね。