自力がない(2/18朝の講義)

「14日の日経平均は-313円の3万9149円となり、4営業日ぶりの反落。米国市場はプレジデントデーで休場であった。」

ドイツ経済は非常に厳しい状況だと思うのに、株価は保ち合いを上抜けしているのが気になります。羨ましい展開ではあるものの、これは一部の核となる銘柄だけが引っ張っている可能性もあります。しかし、動き方としては日本とは違って積極的な印象がありますよね。選挙前というのも影響しているのかもしれませんが、経済自体がそこまで良いわけではないし、ウクライナ問題に活路が見えてきたことが大きなポイントになっていると思います。

それに比べて日本市場は、NY市場が休場なだけで動けなくなるという、なんとも情けない状況です。まるで日本の株価が外資に支配されているかのような市場 ですよね。一方で、ドイツ市場を見てもわかるように、ウクライナ難民支援の資金負担やトランプ関税による影響で、ドイツ企業も決して有利な状況ではありません。それでも、企業が持つ活力と、個人投資家の前向きな投資姿勢が市場を支えている のです。

日本もそうなってほしいと願うのですが、どうしても目先の早い動きに振り回されがちなのは避けられません。昨日の動きを見ても、なぜ売られたのか分からない銘柄が多く、サンリオやフジ・メディアHDのような売り込みの多い銘柄がやたらと強いのが印象的でした。もちろんサンリオは好決算を発表しましたが、それにしても、あそこまで空売りが積み上がるのは不思議です。

そもそも悪いと判断したなら、見ておくだけでいいはずなのに、12月から1月にかけて、空売りを推奨する投資顧問がやたらと多かったですよね。結果として、相当な売り込みが行われたわけですが、外資はしっかり買い戻しているのに、日本の投資家は決算を迎えるまで売り込んでしまう。このあたりが、日本市場が「外資の思う壺」と言われる理由 なんでしょう。

結局のところ、今の市場はこうした流れの中で動いていて、本来の企業の実力や成長性ではなく、需給だけで振り回されているのが現状ですよね。

6501日立、4883モダリス、6232ACSL