2月20日:今日の市場の見方

「需給の壁と買い場を探る」

さて、ここからが難しい局面になります。需給面では資金不足が始まる時期に差し掛かり、このタイミングで仕手系やパワープレー銘柄が出てこないと、市場は自然と調整に向かいやすくなります。特に3月は金融機関の換金売りや政策投資の益出しが本格化し、それが市場の戻りを鈍らせる要因になります。さらに、買い手不在の中で外資に処分玉を依頼するような展開になれば、市場が彼らの思惑通りに操られるリスクも高まるでしょう。

また、権利付き銘柄が嫌われやすい傾向があり、さらに来期の業績見通しも関税を考慮して抑えめになると、運用系の資金は4月以降に動きやすい銘柄に向かい、結果として市場は「下げを演出しないと買い場が生まれない」という状況になっていく可能性があります。こういう展開では市場のマインドが落ち込みやすいので、慎重に構えることが重要です。

さらに、今週末は3連休が控えています。こうした時はどうしても市場が保守的に動きやすく、過去にも3月頭の売り局面で事件や天災などの突発的な要因が重なり、市場が一気に需給悪化に向かった例も少なくありません。3月や10月の決算前は特にこうした動きが起きやすいので、安易な楽観は禁物です。

だから今は企業をしっかり選別しながら買い場を探すべき局面です。ポジショニングを上手く調整しつつ、焦らずじっくりと待つことが大切。もし想定外にここで市場が強くなるようであれば、私は売り上がりを選択しますが、そうした期待できない株式だけになりそうな市場だと思っています。

今の市場では対角の銘柄がなかなか動かず、循環が上手く機能していない印象があります。こうした市場環境では、無理に動くよりも、流れを見極める方が先決な気がします。