読めない経済(2/21朝の講義)

昨日の市況を見ると、日経平均は前日までに408円下落していたところに、さらに20日は487円安の38,678円となり続落。NY市場では、ダウ平均が一時600ドル超の大幅反落となった。原因はウォルマートの決算が市場の期待に届かなかったことで、景気の先行き不安が広がったことだ。

ウォルマートの決算自体は悪くなかったが、先行き見通しがコンセンサスを下回ったため、市場は敏感に反応した。ただ、実際にはマイナス成長ではないので、個人的にはそれほど悪くはないと思う。とはいえ、ここ数日のNY市場は、最後は上がるものの、日中は下がる展開が続いており、全体的に相場の重さを感じる。

外から見ると米国は相変わらず強いように見えるが、関税による物価高への懸念が増しており、いよいよトランプ政権の「ハネムーン期間」は終わりに近づいている。批判の声が増えてくる中で、大統領はこれまで通り強硬姿勢を貫くのだろう。ウクライナ問題でもその姿勢は明らかで、想定どおりの展開になった。結局、トランプ氏はここで譲歩せず、交渉の場をコントロールしようとしている。

「解決まで半年かかる」との発言があったが、これはウクライナ側に譲歩を迫るための戦略だろう。勝ち負けの話ではなく、人命を犠牲にしないことが最優先のはずだ。領土の回復は重要だとしても、一度冷静に話し合う場を設けることも必要なのではないかと感じる。

景気の読みにくい中、米国は関税の影響で物価が上がると言いながら、金利は下がる方向にある。一方、日本はコストプッシュ型の物価高だが、金利を引き上げる方針が見えている。この「都合のいい解釈」が入り混じることで、ますます経済の動向が読みにくくなってきている。

2303ドーン、5332TOTO、4588オンコリスバイオ