追い込み(2/27朝の講義)

「26日の日経平均は96円安の3万8142円となり続落。今月の日経平均は前日までの下落幅が1335円と、弱い地合いが続いている。米国株式市場はまちまちの展開。ダウ平均は188.04ドル安の43433.12ドル、ナスダックは48.87ポイント高の19075.26で取引を終了した。」

心理的に追い込まれる市場では、弱い要因が一週間前と変わっていなくても、投資家の気持ちがそう思ってしまう。厄介なのは、こうした心理のバイアスに市場が影響され、それをAIが分析してさらに追い込んでくること。昨日の前場の売られ方もまさにそうで、リバウンドの兆しが見えない中、時間通りに動こうとする場面で売りが押し込まれ、上げさせない動きが目立った。

こういう状況を見たとき、まず出てくるのは口座を守るための防衛的な動きで、市場もそれをよく分かっているから、そこからクロス取引が続き、それが終わると買い戻しであっさり反転する。このパターンに個人投資家は振り回され、先行き不透明感から乗るに乗れない気持ちになっていくんです。

基本的には長く買われてきたAI関連が疲れてきて、バリュー株や高配当株、増配の可能性がある好決算銘柄が安すぎたことから買われてしまい、その結果、日経平均に対して寄与度の高い株が下がり、指数自体は重くなってしまう。銘柄入れ替えの時期に来ています。

昨日は月内最終日で、自己も資金的に介入しづらく、運用系ファンドも3月末を前に手を出しにくい状況だった。こういうときに「配当環流があります」「米国では税還付が始まります」とメディアが煽ったところで、操作的に見えて何もできなくなるんですよね。

結局、こういう局面で動けるのは、機関投資家が手を出せないときに仕掛けられる個人の大口投資家。ここで資金が動き出せば、次の流れが変わるかもしれない。市場がこうした心理戦にどう応じるのか、今日の動きをしっかり見極めたいところ。

7203トヨタ、4062イビデン、4345シーティーエス