3月11日:今日の市場の見方

「トランプ政策が招く株式市場の難局」

難儀な局面が続いていますね。先週末の下値の堅さを昨日はあっさり割ってしまって、「?」という感じでしたが、その後反転してきたので、少しはどうにかなるかなという雰囲気が出てきました。でも、今日はその底の堅さを再確認するような動きになっているので、ここを割ってしまうと厳しい展開になる可能性が高いです。ただ、12日からの関税に関する動きが本格化することで、売り圧力が強まる可能性があるため、それに対する警戒感があるのではないかと思います。

リセッション入りかどうかの判断はまだつきませんが、そういったムードを作り出しているのは、メディアでのトランプ政策への批判と、トレンド追随型の投資家たちの姿勢から来ている部分が大きいと思います。米国市場は長い間、常識的な調整で止まっていましたが、その間に安心感を持って買いが進んでいました。しかし、実際に買いの要因が少ない状況で、米国は金利を上げて景気が後退し、金利が下がると景気後退の兆しが見えたにもかかわらず、金利が下がる度に実体経済の不景気色を忘れて買いが入ったので、今回のような景気悪化に対する備えが十分ではなかったんだと思います。

実際の不景気入りでなくても、株式市場ではトランプ批判が「リセッション」という言葉で非難されているため、非常に難しい状況になっていますよね。特に厳しいのは、そういった批判に対してトランプさんが反発してしまう点です。反対意見に対して非常に対抗する姿勢を見せるため、余計に批判が「失政」とは言わず、景気悪化を強調する形になるんですよね。このような状況では、グローバルファンドは損失を出すのが辛くなり、売りが世界の株式市場に向かう流れが強くなります。

米国も日本と同様に、一部の株式が引っ張ってきた部分があるので、その部分が厳しくなると、全体に影響が出てきます。加えて、仮想通貨も行き過ぎていたため、下値がどこになるのかが非常に読みにくい状況です。関税がまだ決まらないため、減税の発表もできない状況で、期待されていた政策がいまだに発動されていないという部分があると思います。明日からは中国関税や鉄鋼・アルミニウムの課税が始まるため、それに対する警戒から下落が続いているのだと思いますが、その中で強気な発言をして反発を狙う姿勢が見えるので、さらに不安定な流れになっていますね。

また、石破さんが改めて批判されるんです。