3月23日:今週の市場の見方

今週の見方

好意的に取るか、そうでないのかというだけの市場は非常に迷うところです。先週は、想定通り偏った売りの圧力から弱気が増えすぎたため、買い向かうのは正解だったと思います。しかし、週間半ばからどうしても米国の経済数字が悪化し、売り方の言い分が通り始めました。スタグフレーションやトランプ大統領の不景気容認、インフレの影響で動きにくいFRBの政策、さらにはガザ地区やウクライナ問題もスピード感を欠いてきたように感じます。

市場の現状と課題

ただ、テクニカル分析を中心に見る市場関係者は、NT倍率の行き過ぎから日経平均優先の反発が近いと言っています。筆者も、普通に考えればそうだと思います。特に現在は借株売りの買い戻しが見られ、多くの銘柄がその影響で上昇しています。実際、TOPIXが上昇してきた背景には、2月に「対角の買い」を提案していたが、なかなか反転しなかったバリュー株が多く影響していると思います。

実際に、配当の高い株や優待株が非常に強く推移しており、軽量株の急騰もその影響を受けているようです。そのため、逆に売り込まれる「保持されていた株式」も多いと言えます。現在の市場の解説を信じすぎず、非常に不利な状況を逆手に取る発想が筆者の好みです。つまり、テクニカル的に「NT倍率の逆行」という視点も考えられるのではないでしょうか。

今後の展望

信じられないのが米国経済で、企業の先行き期待が明らかに落ち込んでおり、物価も上昇しています。失業も増加し、テスラの株価を見ても現政権への支持が低いことが分かります。さらに、4月2日からの関税が幾分緩められるという話が市場に流れたものの、トランプ大統領は「行なうことは必ず行なう」と発言しています。ただ、すぐに止めるという考えもあるでしょう。故に、市場は織り込んでいるというよりも、政策に振り回されて疲れてしまい、信用度が低いが故に影響を感じにくくなったと言えるかもしれません。

そのため、米国一人勝ちの市場は金利が動かない形で、金利が上がる日本は安く、金利が横ばいの米国は安く、金利が下がっているEUは高いというシンプルな状況だと見て良いでしょう。今後を考えると、日本株がテクニカル的に買えるのか疑問に感じます。素直にNT倍率の法則に従って市場を好意的に見ていくべきか、米国がスタグフレーションに突入し、不透明な将来が続き、関税が大きな影響を及ぼす可能性を考慮して、過去の考え方をそのまま適用して良いのか、非常に迷っています。

最後に

とにかく、安いものからという考え方もありますが、現在の状況では、少しサマーストックや最近の売買動向を考慮し、来期型の銘柄を重要する方が良いと思います。週末、TOPIXが年初来高値に達しましたが、後場の市場の盛り上がりを考えると、そのようなアイデアが出るような状況ではありません。姑息な売買で頑張るつもりです。