3月30日:今週の市場の見方

今週の見方

週末のNY市場が下落したものの、日本株は既に週末に下がっていたため、その影響はあまり大きくないと言えます。ただ、日経平均夜間が36300円に再度下落し、米国株の下落幅を受けているように見えました。海外株が高くても、立ち会い中に売りが出てきたのは、トランプ政治やインフレ対策を巡る不安から、我が国の政治に対する不安も相まっての売りが影響したのでしょう。

市場の現状と課題

今回の下落には配当落ちの影響もあります。配当環流を見越した買いがあったと思われる一方で、実際には「配当環流の買いが入った」という報道がありましたが、現実はまだはっきりとしません。それでも、株価が割高になっていた可能性もあり、特にTOPIXは26日に年初来高値を更新しており、その強さが目立ちました。

TOPIX市場が上昇した背景には、金融株の上昇があります。日銀の議事録で「年内にあと2回の利上げがある」との見方が材料視され、商社株もバフェット氏の買い増し意向が話題となり、買いが集まりました。しかし、基本的には外資の「日経平均買い・TOPIX売り」というスタイルが影響しており、そのポジション解消が期末まで続いていたと考えられます。そのため、買いが一巡した後には急騰した銘柄が売られ、半導体関連株もエヌビディアの急落を受けて下落するなど、調整局面が訪れました。

今後の展望

下落銘柄はある程度限定的で、相場全体に向かうのではなく、これまで下がっていなかった銘柄や、すでに下がっている好業績銘柄に注目するのが有効だと思います。相場全体の動きからややズレた買い方が面白く、この下落局面では買い向かいたいと考えています。

週末の動きでも、下げていた軽量株の一部は強さを見せ、バイオ関連も底堅い動きをしていました。米国株も材料に敏感に反応して上昇したように、日本株も「上がる銘柄」と「そうでない銘柄」を見極めることが、これまで以上に重要になってきていると感じます。

最後に

この市場環境では、選択肢をしっかりと見極めることと、相場の動きに柔軟に対応していくことが求められます。好業績の銘柄や、これまであまり下がっていなかった銘柄に注目していこうと思います。