米国産コメの輸入拡大(4/22お昼の講義)

【配信中】4月17日の放送回
マーケットのプロによる市場分析をお届けしました。

「22日前引けの日経平均株価は続落。前日比24.21円安の3万4255.71円で前場の取引を終了。」

「現段階でこれしか考えられない」という話でコメの輸入に言及していましたが、これは誰でも最初に思いつくことで、コメが不足しているのであれば問題はないはずです。反対派は票田を気にしたりするかもしれませんが、差し出すべきものは他に何かあるのでしょう。最初に候補として挙がったはずです。野党などは「コメは自給できるんだから」と言いますが、実際には自給できないから高くなっているわけで、もし野党が政権を握っていたら、何をするのかは予測できません。そもそも急な価格上げには操作的な部分もあるので、流通を見直すことが一つの解決策だと思います。

一方で、木徳神糧(2700)が価格転嫁を行い、大儲けしたとの話もあります。米国産の米を購入しても5キロ3500円程度なので、かなりの価格転嫁だと言えるでしょう。アメリカ産米を海外に回すという話もありますが、普通であれば価格破壊が起き、価格が下がるケースが多いはずです。意外にも市場はポジティブに推移しているのでしょう。

しかし、パウエル氏への政策批判は増えてきており、皆がトランプ氏の発言や行動に飽きてきたことが原因で、ストライキも増加しています。暴動が起きなければいいのですが、米国ではフラストレーションがたまっているように感じます。物価高は貧富の差をさらに広げる可能性があり、職場の問題が起きれば少し不安になるかもしれません。良い方法があるかもしれませんが、のんびりしている場合ではないように思います。

6857アドバンテスト、7203トヨタ、9433KDDI