反発(4/23朝の講義)
「22日の日経平均は−60円の3万4220円となり続落。情勢に大きな変化はないが、NY株式市場ではダウ平均が急反発し、39186.98ドル(+1016.57)で終了した。シカゴCMEは34975円(大証終比+695円)で取引を終えた。」
源太ライブで解説したように、昨日の動きは物色対象が変わる日でした。日経平均は押し目を迎えましたが、過熱していた銘柄が理にかなった調整をしていたため、対角への投資が妥当な選択でした。その動きが昨晩のNY株で顕著に現れ、経済数値が発表されたことをきっかけに、萎縮していた流れが反発しました。少し無茶な買い方をした感はありますが、それは勝負というよりも、ぼんやりとした情報を元に、通信関連が安すぎると感じたからです。
関税の影響は厳しいですが、世界シェアが高い企業を狙うという考え方は、このシリーズにはなかったものです。技術革新が続く中で、半導体の総量は減らないという考えが落ち着けば、今後はその考えが市場に浸透していくでしょう。明らかにトランプ政策は頓挫してきましたが、それをエコノミストやマスメディアが経済崩壊として捉えている一方で、金持ちのトランプさんは何かをしようとしています。
その一つがパウエル氏への金融政策の不満で、彼が招いた不景気を打破するために金利低下を促しました。そこが焦りの証拠ですね。そうなれば、何か策を出すのは普通の流れで、SNSなどを見ていても困った感が漂っていました。その結果、ダウが上昇し、反発した日本株も本来はもっと下がるべきだったところが耐えました。ドル円は139円台に突入し、アルゴの売りが来ても持ちこたえましたよね。
短期間でしょうが、今日は「対角」が生きますね。
6857アドバンテスト、3333あさひ、4845スカラ