おもしろい展開(4/24朝の講義)
「23日の日経平均は+648円の3万4868円となり、3営業日ぶりに反発しました。NY株式市場は3指数ともに続伸。ダウ平均は一時1100ドル超の上昇を見せ、39606.57ドル(+419.59)で取引を終えました。」
特に良い材料があったわけではないし、米国の景況感も良好とは言えません。しかし、中国の関税が50~65%程度になるという話が出てきてから、市場は好感する動きが目立っています。それだけ米国が中国に依存していたのだという気がします。ただし、それでも高い関税であり、世界的に見ても、仮に上手くいっても10%の関税は残るため、外交的には一応成功というところではないでしょうか。
ただ、その影響は米国に残りますし、早期に減税に移行しないと、国民の負担は増えるばかりです。米国が世界に伝えたい内需拡大の構図も実現しにくくなります。そのため、日本が今後の構造改革を進め、農産物や補助金、優遇措置を押さえていかないと、財政の健全化は進まないし、増税や年金、保険料の負担増は変わらないでしょう。
確かに苦しい状況かもしれませんが、日本の産業を守るための補助自体は良いことだとしても、一般的な優遇措置や財政支出が多すぎるため、増税の構図はずっと変わりません。そうした点を見直すためには、安いものを仕入れることが必要です。トランプ政策がもしかしたら、世界に対しての構造改革を進めようとしているのかもしれません。
今日の上昇は、昨日夜間先物が来るべき水準まで達していたため、一巡感がありますが、銘柄の入れ替えも上手く進んだようです。面白い展開になりつつあり、今日の源太カレンダー「ポイントの日」は、ここで皆が慌てやすい局面になっていると見ています。
6752パナソニック、3333あさひ、4812電通総研