なんなん?(4/24お昼の講義)

11時から自動車株が上がり、何かあるのかと思いつつ、為替は円高に進み、NYのCFDは下がっていきました。何が起こったのか、よくわからないですよね。とにかく、予想通りの物色対象の入れ替わりがあり、指数は25日移動平均線をクリアしましたが、トランプ大統領の動きを見ると、安定というよりは困惑してきます。トラックの関税に加え、カナダの貿易関税も引き上げるという話が出ていました。それでも、朝から自動車株は堅調でした。

そうした中で、日米交渉が5月1日に決まったことから、もし決まるならば進展がありそうだと、買われたのは間違いないのですが、デメリットのある企業が買われる流れとなり、本来のメリット株が下がる展開になっています。結局、どういう決着になるのか、という感じですね。だから、自動車株が絞って買われたあの時間には、何かが起こったことは確かだと思います。

ただ、ここまで来たら、通常は何らかの動きが変わるべきで、一定の調整があった株式でも、円高メリット系は交渉で為替の話をしないので、難しいところです。農産物の輸入関連は買われても良いと思いますが、今は買いづらい場面ですね。週末まで待ちたいという人が多いと思いますし、その位置を見ながら少し考えていきたいと思います。

というのも、日経平均は日柄的に一休みが必要な状況ですから、このふらふらする情報相場では、儲けるよりも守っておきたい位置になりつつあります。正直、この相場は解説しにくいというか、まさに「なんなん?」と言いたくなるような状況です。

2001ニップン、3333あさひ、4812電通総研