銘柄記録4月27日:今週の市場の見方

4/27備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

155A情報戦略テクノロジーは、委託者から直接案件を受け、それを技術者に直で請け負ってもらうシステムが特徴です。営業は提案型で、案件に合ったエンジニアを選定し、高額な報酬を提供しています。多くの同業他社は「下請け」型であり、安価な報酬で優秀なエンジニアを確保できない状況にありますが、同社は優位な展開をしています。北九州のデジタル化進展など、地方の案件が今期のマイナスを補い、来期には大きく成長する可能性があります。

3038神戸物産は「業務用スーパー」で広く知られるディスカウント企業です。過去に売上が落ち込んだ時期もありましたが、惣菜店などを併設することで「倉庫型」のイメージから脱却しました。為替予約などを含むデリバティブの影響について言及されることがありますが、特に気にする必要はないと考えています。円高は輸入企業にとって有利な状況を作り出しており、合宿所や寮などとの提携によるコスト見直しも進んでいます。こうした背景から、同社の動きに変化が見られる可能性が高いと思われます。

3687フィックスターズは、演算高速化ソフトの開発に特化した企業で、AIや量子技術に強みを持ちます。自動車や半導体分野にも力を入れており、関税問題が影響を与えたため、株価は大きく値を消しました。しかし、自動運転関連の案件は今後も増加し、AIや量子技術は工業用製品にも応用されるため、今後の成長が期待されます。採用面でも工夫を重ねており、安定的な人材確保が進んでいます。不採算子会社のスリム化を行い、収益率も改善しています。これらの取り組みを踏まえ、今後の業績改善が期待されます。

4914高砂香料は、香料業界で国内シェア1位、世界的にも有力な企業です。猛暑関連として注目された後、関税の影響や不景気の予想で一時的に株価が下落しました。しかし、その後の株価の戻りは早く、現在ではおおよそ8割回復しています。医薬品の中間製品や東南アジア向けの製品が好調であり、世界的な景気鈍化の影響を受けつつも、化粧品や薬品の需要は安定していると考えられます。したがって、猛暑関連の影響を踏まえつつ、引き続き保持しておくのが良い選択肢であると言えるでしょう。