楽観論(4/30朝の講義)

「昨日29日の日本市場は休場。NYダウ平均は6日続伸:300.03ドル高の40,527.62ドル、ナスダックは95.19ポイント高の17,461.32で取引を終了しました。」

市場は少し楽観的になってきたと言えます。トランプ氏の自動車部品関税免除の話題もありますが、日本株に関して外資系もかなり強気な書き方をしてきましたね。投資主体別動向を見ても、外人買いが目立つようになったら、メディアがそのような記事を連発しますから、反転し始めた時はそういった記事が出てくるわけではないですが、十分に買いのタイミングが来ればそうなるものです。

トランプ政策に対する批判が激しかったのも、ハネムーンが終わったからという見方ができますし、関税政策の良い部分や、減税政策に関する話も出てきています。まあ、上がれば良いことですけどね。

個人的には28日の月曜日の動きで半値戻りを超えた割には堅いと感じました。こういう時って、今後の交渉で極端に悪くなることはないだろうし、結局収まれば新しい米国の儲け話が出てきたりと、いろいろと攪乱されることになります。そうした中で外資が「ここまで買えるはずがない」と言いながら買いに出たのは、何か計算があったのではないかと思います。あのタイミングで売り込んだのは日本人投資家でしたし、5月が中間決算なら外資もここは少しでも上げておきたいという気持ちがあるのだと思います。

いずれにしても、この市場はこうした思惑や謀相場で動いています。こういった市場はあまり好まないのですが、儲かってしまうのも事実です。外資だって、儲かった人ばかりではなく、損をしている人もいるので、何やら謀で儲けたいという気持ちもあるのではないでしょうか。そう考えると、皆似たような状況になっているのかもしれません。

だから、原発関連などで今日はスムーズにみんなが集まってくれれば、簡単に相場が動いてくれると良いのですが。

自分は独自の選択で進めますが、周囲を見ている方が儲かりそうな気もします。しかし、いまいち理屈がはっきりしないのに買って儲かると、悪い癖がついて後で損しそうな気もするので、注意したいですね。

7011三菱重工、5631日本製鋼、2413エムスリー