シナリオ通り(5/2朝の講義)

「1日の日経平均は+406円の3万6452円となり6日続伸。NY株式市場でダウ平均は40752.96ドル(+83.60)と8日続伸となった。」

自分の予想としては、東南アジアを歴訪しながら米国の意図を話し、対応策を米国有利に進めていった場合、米国は日本に対して厳しい要求をしないと思います。そして、従順な同盟国として扱われるだろうと思っています。しかし、それはあくまで想像の範囲であり、必ずしも良い結果とは言えないかもしれません。実際のところは分からないし、GSが強気で買っているのは、何かしらのインサイド情報があるからだと思います。そうでなければ、昨日のようなおかしな売買は説明がつきません。

常識的には、ここで買うことも売ることもできない場面で、決算後にすぐ売りが出たり、悪い数字でもいきなり買いが入ったりすることがよくあります。結局、外資の意向で決まるという状況ですよね。こうした不安定で気持ちの悪い動きが人々を攪乱させ、いつの間にか「会談がうまくいく」といった雰囲気になっています。

この流れは、下落局面で売りを煽り、その要因がはっきりしているにも関わらず、上がってきたということだと思います。外資は自分たちの意図で動かすため、自由に行動していますが、我々が考えていることと同じような動きをしているわけです。まあ、これはいつものことではあるのですが、昨日は円安が進み、日米交渉が有利になるという流れで、決算の影響もありましたが、最後までJR東が買われるなど、少し物色に違和感を感じました。

ということは、結局、これらは全部需給とシナリオに基づく動きだということですね。交渉が始まっている中で、売りにくいが信用しにくい、連休が始まるという状況では、非常にやりにくい日が続くということになるでしょう。

6702富士通、7352TWOSTONE&SONS、3333あさひ