銘柄記録5月7日:今日の市場の見方
5/7備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
4041日本曹達は、農薬需要が一巡し業績が伸び悩んでいますが、化学品部門がその影響を補う勢いを見せています。医薬添加剤や樹脂添加剤が成長し、開発費や人件費の増加分を吸収しています。原材料の安さも今期はプラスに働き、前期の数字が思うようにいかなくても、米国の関税政策の影響で農産物需要が変化してきています。南米はもちろん、最近では中国やベトナムでも需要が増加しています。また、AIサーバー関連株としての側面も考慮すべきポイントです。業績の悪化はすでに織り込まれていると思われます。
4763クリークアンドリバーは、過去に予想を下回った数字から大きく下がりましたが、もし前半に出た数字であれば、株価はすでに織り込んでいた可能性があり、下がらなかったかもしれません。韓国の放送関連は不振でしたが、国内民間放送の切り込みが遅れた部分があり、前者は日本からの配信を伸ばす戦略で、後者は今期は成長が見込まれます。今期の予想は回復基調にあります。
7715長野計器は、順調な業績の伸びが続いており、決算発表前で多くの投資家が様子見をしています。機械式圧力計は世界シェアを誇っており、半導体向けの在庫調整に手間取っているものの、水素スタンド向けの需要が安定して伸びています。新たに調理鍋用の圧力計が好調で、今後も成長が期待できる企業です。目立った動きがない時に押し目を狙う投資家には注目の銘柄と言えるでしょう。
4536参天製薬は、緑内障や加齢黄斑変性、ドライアイなどの治療薬で業界トップを誇る企業です。一般用目薬も順調に売り上げを伸ばしており、特に花粉症シーズンには需要が急増しています。薬価基準の引き下げが影響していますが、個人向け商品は安定した需要を見せています。また、海外事業の不採算も一巡し、社内の整理が進んだことで収益を上げやすい状況に変化してきています。国内では近視進行抑制薬など新たな市場への取り組みも強化されており、今後の成長が楽しみな企業です。