危険な日柄(5/8朝の講義)

今回は、ちょっと変わったIR企画をお届けします。3社のコラボレーションによって実現。3社に共通するワードは「〇〇株」です!動画でお楽しみください!

「7日の日経平均は-52円の3万6779円となり、8営業日ぶりに反落。NY市場は反発し、ダウ平均は284.97ドル高の41113.97ドル、ナスダックは48.50ポイント高の17738.16で取引を終了しました。」

普通であれば、ここらで一巡した買い戻しから株価は調整が入るところです。しかし、トランプ氏の「良いことがある」といった発言が気になってしまい、売りきれない雰囲気があります。結局、SQまで保ち続けるのでしょうが、それにしても新たな買い要因が見当たらず、トランプ期待という情けない状況が続いています。

トランプ氏の考え方は「アメリカン・ファースト」であり、「もう少し待ちなさい」というときには目先の一時しのぎに過ぎませんが、良いことも多いのは事実です。悪いときには突然言い始める感じもあり、良いことの後に続くものが怖いという非常に嫌な雰囲気があります。だからこそ、目に見えるものをやるしかないのですが、どうも市場はそのような感じがなく、物色の動きが唐突な印象を受けます。

今回のNTTデータや鳥居薬品にしても、株価の動きがおかしいと感じても、下押しから反発して逃げてしまうのが現状です。もし我慢できたら、あの買いはインサイドの部分があったのだなと思うでしょう。ただ、わかることは、東証のいう親子上場の解消は良い機会で、現在の読めない経済の中で設備投資よりも、グループ再編の方が重要だということです。子会社を集め、事務など重複する部署を減らし、製作や販売の重複部分を削減することが可能です。

こうした改革は人材不足を反映しているわけですが、得てして子会社の方が優秀な場合もあります。そのため、給与は減らさないにしても、総体的に頭打ちになる可能性があります。技術者の給与が少なくなってしまうのは懸念材料ですね。それでも、インサイドの方は儲かればそれで良いという立場なのかもしれません。

4812電通総研、4588オンコリス、4536参天製薬