独り立ち(5/16朝の講義)

昨日、1ヶ月ぶりの「僕らの株時代」ライブ配信を行いました!

「15日の日経平均は-373円の37,755円となり続落。15日のNY市場はまちまち。ダウ平均は271.69ドル高の42,322.75ドル、ナスダックは34.49ポイント安の19,112.32で取引を終了した。」

市場の信用性というより、経済や政治の倫理観が薄れ、インサイド情報が正しいという雰囲気が強くなってきた現在の相場。質的にはあまり良くないし、買い方も刹那的で食い散らかしているような感じです。こういう時、普通は市場が荒れ始めます。しかし、弱気な意見が多い中で、私が思うには、昨日も中小型株の物色は悪くなかったですし、個々の投資家が少し考える力を持ち始めたとも言えます。一人立ちというより、独自の視点から独り立ちし始めたような感じで、少しいつもとは違う流れを感じますよね。

もちろん、不安はありますが、事実として上がってきた市場に対して、少し自分で良いものを探そうとする動きが見られます。キャッシュフローや業界の動きなどを考えながら見ていくと、少し注目しておきたいような流れがあります。これが、独自の形として動き始めたということですね。そこに「上手くなりたい」という気持ちが出てきているように感じます。

これがもっとレベル高く、企業と付き合うとか、企業を信じるような形で、長期投資に繋がれば、安心感が出てきますが、現状ではその部分が欠けており、「儲けたい」という流れが強いので、瞬間的な人気化や決算に伴う人気が集まり、それが投機に繋がっています。まあ、何もないよりはマシですが、ここは逆に主軸が重要だと感じますよね。

6702富士通、7203トヨタ、9076セイノー運輸