銘柄記録5月20日:今日の市場の見方
5/20備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
3962チェンジの株価は低迷していますが、決算発表で前期の数字は従来予想を上回る結果となり、+83%の成長を記録しました。この数字はなかなかのものです。しかし、市場は今期予想数字を営業利益+140億円、3.6%増加としたことを、地方創生領域の伸び鈍化として受け取った模様で、株価は大幅に下がっています。ただ、決算前に大きく上がっていた部分や、保守的に見ている企業であることを考えると、ここからの押しはPER10倍という割安領域にあり、狙い目だと思います。セキュリティ関連企業という点でも注目すべきでしょう。
6506安川電機は難しい状況かもしれません。ロボット関連は人件費削減を伴う産業で、今後の展開は悪くないと見ていますが、中国経済への不安があり、株価は長い間低迷しています。ただし、中国はすでに米国との関税問題が前進しており、その結果、中国経済は予測しやすくなってきたと思います。こうした市場の動きが整わない限り、この相場は良くならないだろうと感じています。
9076セイノー運輸は、先の大商いの回転が効かず、株価は再び甘くなりましたが、決算では今期数字が増益となっており、前期より伸びが少ないとはいえ、この難しい経済環境の中では読みやすい物色対象となります。価格転嫁やガソリン安を考慮すれば、企業は少し慎重に見ているのかもしれません。モルガン・スタンレーなどは目標株価を引き上げていますね。
8316三井住友フィナンシャルグループは、株価が一服しています。日銀の政策決定会合で利上げが遠のくとの見方が広がり、銀行株の人気は少し薄れてきましたが、植田総裁が「経済の先行きが読めない」と述べている状況です。しかし、関税問題が決まると一定の方向性が見え、関税が片付けば為替問題に進むことがわかっているため、金利の動きも秋にはあるかもしれません。株価が低迷している時には、押さえておきたい銘柄だと思います。