日本製鉄(5/26朝の講義)
「USスチールの買収承認」こういった話は前進だと思いますが、なんだか嫌な予感がします。後で「その部分は認めていない」とか、「出資で留まる」とか、どこかで何かがあるような気がするんですよね。鉄鋼には高い関税がかけられるだろうという展開も考えられるので、関税問題が片付かない限り、トランプ大統領は簡単に考えを変える可能性があると思っています。なので、なんとも言えない気持ちになります。
こうした動きの中で少し考えなければならないのは、EUに対する50%の関税の話が市場では重く受け止められているという点です。アップル問題も同様です。関税の流れが落ち着きつつある今、こういった発言をするのが彼の交渉スタイルだと思いますが、彼らは楽しんでいても、交渉相手は緊張を強いられるというイメージですね。
ただ、市場は反発しているものの、疲れが見えていたNY株が下がっていることからも、日本株は反発できない状況では不利に働きます。最近強かったトランプ政治の象徴である仮想通貨も下落しています。もし、良くて一休みという展開で、需給が改善されていなければ、なんだか嫌な予感がしますね。
日柄的には反転の可能性もありますが、最終的には需給の動向にかかっているように感じます。まあ、好決算銘柄を見ていきながら、状況を見守りたいと思います。
3197すかいらーく、6538ディスラプターズ、1418インターライフ