エヌビディア(5/28朝の講義)

「27日の日経平均は+192円の3万7724円となり、3日続伸。米国株式市場は反発し、ダウ平均は740.58ドル高の42343.65ドル、ナスダックは461.95ポイント高の19199.16で取引を終了しました。」

昨日の市場の動きを見ていると、明らかに強さを感じました。特に、イビデンなどの半導体株の強さが目立ちました。前日の計量半導体も好調で、エヌビディアの決算も良いと予想できます。実際には期待感から買いが入っているのですが、あれだけしつこく買いが入って、さらに個人投資家がディーリングできる状況であることを考えると、単なる思惑だけではここまでの動きは難しいのではないかと思います。

ただ、買い進むには難しい局面でもあります。株価の位置や、トランプ政治が影響している点です。特に、トランプ氏と過去に関係が良くなかった元ドイツ首相メルケル氏が日本に訪れていることから、EUの仕組みを変えようとしている米国に対して、EU側が真っ向勝負しているように見えます。

とはいえ、グロース株が優位の時期には、有利な流れや強い体感がないと、動きが鈍くなることもあります。こういった変化をよく観察しておくことが大切です。過去には、最初に注目された株がその後再度脚光を浴びることがよくありました。例えば、メタプラットやプラットなどがそうです。普通なら天井を迎えるような株も、その後再び盛り上がることがあるのです。

今日注目すべきは、昨日失速した銘柄がどの程度の抵抗を見せるかです。それが今後の動きに大きな影響を与えるでしょう。

3837アドソル日進、3927フーバーブレイン、4588オンコリスバイオ