5月28日:今日の市場の見方
昨日は外出していたため、今日は銘柄記録を書くことができませんでしたが、外から見ていて、やはり市場は非常に強くなったと感じました。ニュースや需給の影響もあるでしょうし、エヌビディアの決算期待もあると思います。しかし、何かが大きく変わったかというと、実際には変わっていないように思います。つまり、市場は買い戻しやロールオーバーの流れから水準の訂正が行われているだけでなく、その買いに乗じた個人投資家の活発な動きも感じられました。
その結果、例えば3927フーバーブレインのように寄り付きで高値がついた銘柄や、3837アドソル日進のように人気があるのかどうか分からない銘柄が気づけば新高値をつけるという場面が見られました。個人投資家は新規の買いには慎重になりつつも、水準的には怖いと思いながらも、3350メタプラや6836プラットのような銘柄に強気で何度も参加することがあります。これらは大口の買いで空中戦を制しているような印象です。
その一方で、5803フジクラや4062イビデンのように、これまで下がっていた銘柄が上昇し、エヌビディアやデータセンター関連の動きが見られます。先週話した1950九電工などがじわじわと来ていることもあり、明日あたりで市場が一巡するかもしれませんが、資金が意外に動いているため、軽い対応はできない状況だと思います。
そのため、今日は銘柄の変化に注目して、バイオ関連などが気になり始めます。例えば、昨日4588オンコリスバイオが先日不明な急騰を経験し、一昨日は5万株、昨日は10万株の売りを消化しました。この上げ下げは何かを意味していると思いますので、こうした市場の「玉移動」的な動きには十分注意が必要です。
もし昨日会社にいられたらもっと市場を見れていたかもしれませんが、例えば1948弘電社のようにTOB候補のデータセンターの出遅れや、バイオ分野の新参銘柄をしっかり見て、銘柄が変わっても強いという展開を考えて銘柄を探すのが大切です。もちろん、エヌビディアの期待だけに頼っているだけでは面白くないですが、それでも市場全体の動きとしては注目するポイントは多いです。