銘柄記録6月1日:今週の市場の見方
6/1備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6777SANTECは光通信や産業用の光測定器を主力に扱う企業で、中国などでの販売力を持っています。今期、データセンター向けの光測定器の需要が大きく伸びており、特に中国を中心に拡大しています。全世界規模でデータセンターは増加傾向にあり、光部品関連商品も在庫一掃から需要が増加しています。さらに、総務省が発表したデジタル戦略(2025年5月23日)によれば、海底ケーブルの世界シェアが35%に引き上げられるというニュースもあります。このようなゆっくりとした上昇に対して、PER12倍という水準は安すぎると感じます。技術面や今後の成長を考慮すると、将来的に注目の企業と言えるかもしれません。
8136サンリオは、「ハローキティ」をはじめとするオリジナルキャラクターで知られるキャラクタービジネスの大手企業です。2026年3月期の営業利益は前年比+15.8%の600億円を計画しており、北米や中国を中心にライセンス事業が拡大しています。キャラクター物は関税に強い特徴があり、今後も十分な成長が期待できるでしょう。また、同社は中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)をアップデートし、長期ビジョンとして2027年3月期の営業利益を650億円以上を目指しています。強気な成長戦略が注目されています。
3024クリエイトは給水・排水パイプなどの継手販売を行う卸企業で、全国ネットでの販売網を持っています。政府が上下水工事の短期集中を表明しており、多くの水道関連企業が動き始めています。このような状況下で、クリエイトのような部品会社も品不足から繁忙となり、需要が増加しています。元々、こうした業種は在庫処理的な財投バブルが多かったのですが、今回は自治体の手抜きや事故の発生により、部品の入れ替え需要が高まっています。今後、業種全体を見ながら注目したい企業です。
5892yutoriは若者向けアパレルブランドを展開する企業で、現在30店舗を運営しています。ブランド開発とM&Aを通じて成長を続けており、先日のIR懇親会で企業の若いメンバー(平均年齢は20代半ば)と話す機会がありました。yutoriの強みは、市場分析に優れ、若い人々のニーズを把握する能力にあります。口コミや話題性のある商品を生み出す能力にも長けており、ZOZO傘下にあることから、商品の売り出しにも非常に上手です。また、アイドルブランドの企業買収を行っており、若い企業ならではのコストの低さと拡大力が注目されています。