7月2日:今日の市場の見方
何がどうなったか分からないのですが、昨日出張している間に下値が悪化しましたね。まあ、「読み筋と言えば読み筋ではありますが、もう少し市場は頑張るかと思っていたので、少し拍子抜けした感じです。個人投資家がまたここで売りすぎてしまうと、取り組みが少し不安定になり、新たな動きができてしまう可能性があります。
要するに、週末には広がらず、月曜日もそのままという感じでしたよね。ですから、締め上げ相場ではあるものの、総体的な底上げではなく、マネーゲーム的な上昇です。そうしたときには、何かおかしな流れが出来ているように感じます。言えることは、我々は淡々と市場に向かってきたので、問題は無いと思いますが、ここから一気に買いに走るのではなく、まずは今週末の雇用統計とトランプ氏の関税問題の行方を見るべきです。
その後、有利になる企業と不利になる企業を選んで、動きの中で少しずつ考えていかないといけません。ですから、先日までの半導体特化の動きはあまり良くなかったと思います。しかし、秋にはこれらの動きも固まってくるはずなので、今後はグループ分けで注意しておくことが大事です。
言えることは、昨年よりも今後は関税問題が難しくなるということであり、米国ではトランプ氏が「日本のずるさが分かってきた」と話しています。実際それが本当なのかは分かりませんが、そうした話し合いでは摺り合わせも難しく、米国も単に買うのではなく自由化の部分を話しています。自由化になれば、消費者に買うかどうかを任せたら良いと思います。
もし売れなければ自動車のようになってしまうでしょうが、こうした動きから物を送ってきても、日本人は不買運動のような動きが出てくる可能性がありますよね。だから、ここでは有利になるものしか買えないですし、リバウンドを含めてグロース株や材料株を触る方が得策だと思います。市場内に資金は多くありますから、その方向性を見極めることが重要です。売り姿勢が強くなると、前回のような動きになりかねないので注意が必要です。
今日はそのあたりを見ていく日になります。日経平均が反発しても、信用性が薄いと言えるかもしれません。結局、外資がやり放題という状況ですから、相場ではなくマネーゲームだと言えるでしょう。