25%の関税賦課(7/8朝の講義)

トランプ氏が石破茂首相に宛てた書簡の内容は、8月1日から日本製品に25%の関税というもの。「セクター別の関税はこれとは別になる」と説明されているから、このまま妥協したければという脅しのようなものです。ですので、この関税の上限がどうなるかという点を注視すれば良いでしょう。しかし、その条件はベトナム並みで、注文のハードルは高く、高官に会えない状況を見ると、最終的にどうするか、飲むか飲まないかの選択が迫られている感じです。

各国の状況は分かりませんが、相当厳しい経済が予測されており、米国株は下落しています。それにより、製造業は年後半にかけて落ち込む可能性が高く、逆に高い日経平均が足枷になることも考えられます。ただ、どうして日本が「ずるい」と言われるのか不思議ですが、過去には自動車関税なども言われていたことを考えると、歴史的に見て甘えの時期は過ぎたのでしょう。

上限が決まったことで、ある意味ではポジティブに捉えられる部分もありますが、今日は分配金捻出の売りがあるので、少し厄介な展開になるかもしれません。とはいえ、この状況を覚悟しているわけです。このドタバタで39000円を維持できていれば、相当強いと考えたいですね。もし材料株が上がるなら、それでも良いですし、正直言って疲れさせられる相場です。

5216倉元製作所、3197すかいらーく、3083スターシーズ