物色の雰囲気(7/15お昼の講義)
銘柄が動いても、その銘柄に自信が持てないと、なかなか買いにくい局面が続いていましたが、今日はしっかり買いに来ていますよね。たとえば日立なんか、難しい流れの中でも買われていて、流れが少し変わり始めたのかもしれません。そう考えると、この市場の面白いところは、駄目だった昨日が過ぎてしまうと、ほんの微妙な変化でも少し好転してくる。もしかしたら、そういう兆しが出てきたのかもしれませんよね。
エヌビディアの動きもあって、イビデンなどが抜けてきている展開は、かなり面白くなってきました。一方で、個別株では諦めて投げられる銘柄も出てきていますが、たとえばわらべや日洋のような好業績株や、技術のある企業はしっかり買われているんですよね。昔はみんな見向きもしなかった空港施設(8864)なんかも、今ではそこそこ大きく上がっていて、1年かけていい足を作っていると思います。
こうした見方ができるようになってきたというのは、市場にとってプラス要因で、少しずつですが明るさと買い意欲が出てきていると感じます。そういう流れが本格的になってくれば、逆張りも狙いやすくなって、個々の急騰・急落がむしろタイミングのチャンスになってきますよね。昨日までは、下値の見極めが本当に難しかったんですが、ここで市場がもうひと踏ん張りしてくれれば、動きも大きく変わってくると思っているんですがね。
6330東洋エンジニア、6707サンケン、6941ヤマイチ電気