銘柄記録7月15日:今日の市場の見方
7/15備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
4430 東海ソフトは名古屋に本社を置く独立系のソフトウェア企業。組み込み系やIoT領域に強みがあり、トヨタとのつながりが意識されやすいためか、株価の動きがやや読みづらい印象もあります。ただ、金融や公共分野にもしっかり対応しており、堅実な企業という見方をしています。最近ではデジタル庁関連の流れが堅調に続いていますし、物流系の大型案件も多い企業です。
6734 ニューテックはサーバー関連機器と接続ストレージの製造・販売が中心の会社で、大容量サーバー「CLOUDY」シリーズが主力製品です。監視カメラ向けの引き合いが多く、AIの発展により容量ニーズが拡大している中、OEMなどの横ばい事業を補っている状況と見られます。値上げのタイミングが遅れ、人件費もかさんだことで利益面は重たいですが、売上が堅調であれば先々の見通しは明るいと考えています。
4026 神島化学工業は窒素系の不燃建材(内外装材)が主力事業。最近ではレーザー用途向けのセラミック事業が伸びており、採算も良好なようです。また、サプリ用途ではやや鈍いマグネシウムも、自動車向けなど産業用途では安定的です。価格改定が進み、償却負担も一巡してきたことで、収益は二桁増の見通し。30億円規模で進めているCO₂リサイクル装置の建設により一時的に利益は落ちているように見えますが、これは将来のための投資と捉えています。
3967 エルテスは「炎上対策」や「内部脅威の可視化」など、リスク管理支援を主軸とする企業です。現在は、外部だけでなく、社内のリスク管理を重視する企業のニーズが高まっており、大手企業からの引き合いも堅調に続いています。また、自治体のDX推進に関連した需要も安定しており、今後の柱になる可能性もあります。前期はのれん代の影響で利益が圧迫されていましたが、今期はその負担が無くなっています。とはいえ、会社側の見通しにはやや楽観的な側面も感じられるため、アナリスト評価は慎重気味のようです。