一回上がった後場(7/16引け後の講義)

「16日の日経平均株価は前日比14.62円安の3万9663.40円と反落して取引を終了しました。」

オランダのASMLの話や、エヌビディアのCEOが中国のAIモデルを絶賛したことなどもあって、一時は日経平均が大きく上昇し、39,900円台に乗せる場面もありました。でも、そこからは急落といっていいような下げになり、最後も反転の余地があったのに、まったく反転しないまま終わりました。こういう時って、ちょっとした話がネタになって、しつこい売りに転じることもありますよね。

ただ、もうそういう動きには飽きてきたというのが本音です。だからこそ、もう少し活発に動く場面が見たいわけで、そういう見方がデイトレを呼び込んでしまい、結果として引けでの売りに繋がったのかなとも思います。でもまあ、面倒くさいというか、神経質な市場というか…。そういう流れだと、資金流入は起こりにくいんですよね。逆にいえば、そういう状況でもこの程度で済んでいるなら、下は意外と堅いとも感じます。

自分としては、こういう流れは「上下の分かれ目」に近いと思っています。なので今日は、先物での回転くらいしかできなかったんですが、むしろそれが自然な対応だと思うんですよね。短期売買に慣れている人が多い今は、派手な銘柄に資金が流れやすいですが、ここは逆に“見送る勇気”が必要な場面だと思います。そんなにうまく立ち回れるものでもないですし、まずは用心が先、というのが今の自分のスタンスです。

ASML、受注が予想上回る-AIブームが最先端装置の需要押し上げ:Bloomberg2025年7月16日

エヌビディアCEO、中国のAIモデル称賛 「ワールドクラス」:Reuters2025年7月16日

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