意外な動き(7/17お昼の講義)

朝のLiveスタートで解説している「今日の動き」ですが、今日は、まったくのスカタンでした。上げ下げの問題ではなく、時間帯の流れが3月から5月頃のパターンに戻るとは、思いもしませんでした。だから、10分ぐらい早く動き出すような展開で、ここで流れが変わってきたとなると、市場も新たなフェーズに入ってきたと言えると思うんです。

もちろん、まだまだ確認は必要なのですが、一つのポイントは選挙の結果です。仮に保守が過半数を取れなかったとしても、連立の可能性があることで、社会保険や食品に対する消費税の議論は生きてくると思われます。その是非はさておき、一度は景気刺激策を取りにくると見られ、それは株式市場にとってプラス要因になるはずです。最悪のケースは、保守が負けて立憲民主が勢いを失い、野田代表の更迭から新しいリーダーが「野党大連合」なんてことを打ち出してくることですが、さすがにそこまではどうかなとも思います。

加えて、最近はトランプ氏の動きや発言が慌ただしくなってきていて、日本に対する何らかの「答え」も近いんじゃないかという雰囲気も出てきました。そういった中で、春の下げ相場以前の「小康状態時の売買」が復活しているのであれば、視野は少し広がってくるのではないかと考えています。半導体関連や一部の人気株はまだ安いままですが、日立がしぶとく粘っていて、雑株の動きも早かったですよね。こういった流れの中で日経平均がしっかりしてくるなら、テック全体が循環しはじめる形になって、いい感じに変わるかもしれません。

まあ、そう簡単ではないとは思いますが、今日のスカタンはむしろ良い兆しだったんじゃないかなと思っています。

3967エルテス、6016ジャパンエンジン、3083スターシーズ