銘柄記録7月23日:今日の市場の見方

7/23備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

5612 日本鋳鉄管は鋳鉄管業界で3位に位置する企業です。関東を地盤としており、上下水道向けのダクタイル鉄管が主力。社会的な課題になっているにもかかわらず、鋳鉄管の更新はなかなか進まず、業界内での再編も重なって、直近の決算はあまり良くない状況です。さらに材料費や人件費の高騰も厳しいところではありますが、民需を中心とした事業への転換が見え始めていて、親会社のJFEの動きやクボタとの提携も、来期以降に具体化しそうな気配です。
在庫調整も一巡してきたように見えるので、来期に向けて注目しておきたいタイプかもしれません。

3333 あさひは自転車専門の小売大手。全国展開しているものの、自転車の需要自体が減っている影響もあり、収益は二桁の減益で株価も軟調です。ただ、電動アシスト車の売れ行きや、生産の見直しなどによって、売上は回復傾向にあります。基幹事業の再構築も進んでいて、進捗状況はまずまず。今の地合いを考えると、もう一段下で狙えたら理想的かもしれません。

4506 住友ファーマは医薬品の準大手で、住友化学の傘下。もともとは大日本製薬の流れです。子宮筋腫薬の収益剥落などでやや苦しい局面にありますが、北米での成長がカバーしつつある印象です。野村証券による格下げも出ていますが、為替差益の剥落を理由にしており、為替自体は横ばいなので、それほど深刻ではないかもしれません。再生細胞医療など、先行投資の部分も多いので中長期目線になりますが、逆張り的に見ていくのも一つの見方だと思います。

2432 ディー・エヌ・エーはスマホゲームへのシフトや任天堂との提携、ヘルスケア分野への展開など、うまく方向転換をしてきた企業です。昨年リリースしたゲームも安定収益を出しており、ゲーム部門は全体として好調です。
一方、育成中のヘルスケアやメディカル分野はやや苦戦していますが、これはある程度織り込み済みの部分でもあり、現時点では問題視していません。AIの活用による開発コストの削減やスピードアップなども期待できる業種なので、動き方には注目しておきたいです。