民意の動き(7/24朝の講義)

「23日の日経平均は+1396円の4万1171円となり、3営業日ぶりの反発。米国株式市場では、ダウ平均が507.85ドル高の4万5010.29ドル、ナスダックは127.33ポイント高の2万1020.02で取引を終えた。」

昨日の朝、「今日も様子見でくだらない相場だな」と思いながら、重い身体で出社したわけですが…そこに「関税15%で決着」のニュースが出て、一転、市場は“飲めや騒げ”の大混乱。売り方は一斉に手仕舞いするという、典型的な展開になりました。夏枯れ相場の締め上げって、ほんとキツいもんですが、そこに加えて首相の退陣報道まで出てきたもんだから、二段上げとなったわけです。

本人は否定していますけど、「もう、いいんじゃないか」という空気も出てきていますよね。このままいくと、自民党としても崩壊の危機に近く、昔なら分裂していたようなムードです。今はそこまで人数も多くないし、主義主張もある程度似通っているから、自分としては「そういうもの」と捉えています。
そして、代わりに伸びてきたのが諸派。そう考えると、やはり“民意の動き”は出てきているんですよね。

ただ、この首相は空気が読めないというか…。もし、「これで自分のすべき最低限の仕事はやった」と言って引退するなら、ある意味かっこいいんですが、あれだけ選挙で負けておいて「自分が決める」という言い方は、やっぱりおかしいと思うんです。

いや、みんながNOを突きつけたわけですからね。民意は「第一党」にこだわってるわけじゃなく、「変わってくれ」というサインだと思うんです。だから、そこはちゃんと読んでほしいなと。まあ、そういう政治の話とは関係なく、相場は需給で上がってきてるので、本人は気にもしてないのかもしれませんが…。それでも、「政治は止めるわけにはいかない」なんて言ってますけど、誰がやっても政治は止まりませんからね。なんともタイミングの悪い人だなぁと感じてしまいます。

8058三菱商事、3197すかいらーく、6981村田製作所